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転勤拒否はできる?急に転勤辞令が出たら・・・

2019.09.30
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ある日突然、転勤の辞令が出たらあなたはどうしますか? なかには新天地の生活を楽しみにする方もいらっしゃるのかも知れませんが、転勤したくない!引っ越したくない!と転勤をどうにか断れないか、そもそも転勤は断れるの?と疑問に思っている方は多いでしょう。今回は転勤のするよう命じられた辞令を拒否できるのかどうか解説したいと思います。

就業規則を確認

会社で仕事をする際、就業規則に基づいて雇用契約を結んでいます。どのように 転勤について触れてあるかと言うと

・業務の都合により配置転換や勤務地の変更がある

・転勤を命ずる場合がある

などです。

入社時の手続きを行う際に、この就業規則をきちんと熟読していないと、後からそんなこと聞いていない!なんてことも起きてしますので注意が必要です。

就業規則に上記のような文言が含まれている際は、転勤を断ることは出来ないと考えるのが当然になります。

将来、転勤になる可能性があることが就業規則に記されていますし、就業規則全てに納得し合意した上での雇用契約を締結したことになるので転勤したくないからと言って拒否できるものではないのです。

転勤を拒否したらどうなる?

転勤を拒否した場合、最悪のケースだと解雇されることも十分にあります。転勤を命ずるには会社の成長と発展を考えた際に転勤で配置換えが必要になると考えられます。突然転勤を命じられた、家を購入したばかりなのに、近々結婚することが決まっているのに相手やその両親になんて話したらいいのかなど、命じられた側からすると不本意な転勤だとマイナスに受け取りがちです。

会社としては個々の能力や望める可能性を含めた適材適所の配置、経験値を上げスキルを高めさせることを目的にしている、ジョブローテーションを行っているなど、転勤を命じる辞令を出す理由があるので、一方的な会社の考えや会社の力を濫用した転勤とは言えません。

そのため、転勤を拒否した場合、会社からすると業務命令違反という理由で解雇することが可能です。転勤を断ったらクビになるらしいと耳にしたことがあると思いますが、あながち間違いではないのです。

転勤を拒否できるケース

転勤を拒否すると業務命令違反で解雇されることがありますが、転勤を拒否することができるケースもあるので覚えておくと良いでしょう。

雇用契約書に勤務地や職種が限定されている場合

雇用契約書の勤務地に○○支店 など、支店名や地域が限定されている場合に命じられた転勤は雇用契約に違反するので拒否することも出来るでしょう。今は働き方も多様化されているので、正社員だけでなく地域限定社員という形の雇用もあります。そういった雇用形態の方が当てはまると言えます。

育児や介護のため

子供の病気や障害のため、限定された病院でしか治療を受けることが困難、妻に持病などがあり治療中、両親の介護が必要でその要介護レベルが重い場合などの理由がある場合、転勤を拒否することが認められたという事例があります。しかし、会社によっては福利厚生やサポートが充実していることで、転勤することによってどれだけの負担や不利益があるのかを考えるのでケースバイケースになります。

もちろんこういった事情がある方は、上司に相談をするのはひとつの方法です。

権利の濫用

一言で言うなら会社の嫌がらせです。転勤することにきちんとした理由がない、理由が不当。業務上必要がない配置換えなどですが、これを立証するのは非常に難しいでしょう。

よく、辞令が出る前に内示で転勤の辞令が出ることを知る方もいますよね。内示なら辞令ではないので断ってもいいといったことはありません。内示でも辞令同様に拒否することで解雇理由になるので注意が必要です。

転勤したくない!退職してもいい?

転勤の辞令をどうしても受けれない方もいるでしょう。転勤できない理由があるが、転勤を拒否することが出来ない、理由はないがとにかく引っ越したくない方だっているでしょう。

その場合、転勤をしないでその会社を退職するというのも選択肢のひとつになります。

本人が退職をしたい場合無理に会社が引き止めたり、退職を妨害することは出来ません。

だからと言って、転勤の辞令が出た直後に一方的に退職することは出来ません。退職時のルールについても就業規則で定められているので、その決まり通りに退職の意思を固めた報告や手続きを進める必要があります。

周囲に迷惑を掛けないように、仕事の引継ぎも必要ですし円満に退職できるよう社会人としてマナーは守りましょう。

住めば都かも?

引っ越したくないから転勤をしたくないという理由で転勤を拒否したい、できないなら仕事を辞める!という方はちょっと待ってください。

昔から「住めば都」という言葉がありますよね。意外と転勤先が良い土地かも知れませんよ。

一度冷静になり一旦辞令を受けてから退職を考えるのも遅くはないと思います。新しい環境は刺激になりますし、新しい出会いが待っています。転勤の辞令が出た際は、落ち着いて考えることが必要だと思います。