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急な転勤が家族のうつの引き金に・・・その解決策とは?

2020.01.20
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この記事では、転勤によって一緒に付き添った家族が、うつ病になってしまった場合の治療方法やサポートの方法をご紹介したいと思います。ご家族の体調や気分優れないなどの様子がある場合はうつ病の可能性があるかもしれません。転勤前の事前知識としても、この記事の情報を参考にしてみて下さい。

① 転勤したら家族がうつ病になっていた!何が原因なの?

転勤後、何だか家族の体調や気分が悪いように見えると思った方はいませんか。それはもしかしたら、環境が変わったことが原因によるうつ病のサインかもしれません。

家族がうつ病になってしまう原因として、「孤独感や寂しさ」・「新生活に対するストレス」・「子育て」・「将来への不安」・「仕事」が挙げられます。

「孤独感、寂しさ」は、新しい場所に引越すことで人間関係がリセットされ、親密な関係な人(友達・親族)に会えないことや、中々新しい人間関係が築けないことへのストレス等を指します。
「新生活に対するストレス」は、引越したばかりの頃は特に、新しい環境に慣れてないことへのストレス等を指します。
「子育て」は、特に小さな子供がいる場合などの、1人で育児をおこなうことへのストレス等を指します。特に保育園、幼稚園、小学校の入学前の子供がいると、子供に適した環境を選んであげるなければならないプレッシャーなどものしかかるため、大きなストレスを感じやすいです。
「将来への不安」は、「いつまで転勤が続くのか?」・「家はどうする?」といった、先行きに対するストレス等を指します。
「仕事」は、「仕事が長く続けにくい」・「転勤が発生するごとに、仕事を辞めなければいけない」・「引越しが多く、正社員で固定して働くのが難しい」という悩みを抱える方も多いようです。

では、これらの原因を知った上で、家族が実際にうつ病になってしまった際のサポート・うつ病の治療法等についてご紹介します。

② 病院はどうするの?治療期間はどれくらい?

家族の体調不良が増えたり、食欲がなさそうだったり、無気力でボーっとしていることが増えたり、会話のトーンが暗かったりなど、様子がだんだんと変わってきたと思ったら、早めに病院や診療所で受診するよう勧めてみましょう。症状が明らかに酷くなる前に受診を勧めることが大切です。また、できる限り診療に同行してあげた方がよいです。

精神科や心療内科などを受診し、現在の症状の内容、症状の程度、どれくらいの頻度で症状が発生するかに加えて、現在の生活状況及び転勤前後の状況や行動を医師に話し、症状の度合いを把握してもらいましょう。そして、うつ病の診断を受けた場合、治療を行っていく形となります。

治療は抗うつ薬・睡眠導入剤・向精神薬などを使用した投薬治療、休養による治療、認知行動療法(ネガティブな思考を改善し、柔軟な思考ができるようになるための治療法)などを用いた精神療法を組み合わせて行います。どの治療が中心になるか、また通院の頻度などは症状の度合いによって異なってきます。

また、治療期間も症状の度合いによって大きく異なり、症状の度合いが重いほど寛解するまでの時間を要します。ですが、うつ症状の重さとは関係なく、うつ病が快方に向かい寛解するまでは、短くても半年~1年前後ほど要し、数年掛かりとなることも珍しくありません。うつ病は早く治療しようとすると逆に症状が悪化しやすいため、時間をかけても良いので家族のペースで治療していき、じっくりとサポートしていく事を心掛けましょう。

③ 家族の療養中はどうしたら良いの?

家族がうつ病と診断された場合、快方に向かうためにはどのようにサポートすると良いのでしょうか。

うつ病は過度なストレスによって気力や思考が落ちてしまっている状態のため、それを少しずつプラスの方向に持っていくことが大事です。プラスの方向に持っていくのに有効なのは、「気持ちを書き出してみる」・「考え方の視点を変えてみる」・「楽しくなることを考える」・「生活習慣を良くする」・「居場所を作る」の5つが挙げられます。こちらをうつ病になった家族が実践できるよう、サポートすることが重要です。

「気持ちを書き出してみる」については、落ち込んだりイライラしている状態を改善するために、一度気持ちを整理して見つめ直し、現在の気持ちをメモ帳などに書くことを指します。内容をこと細かく書いたりたくさん書く必要はなく、感じていることをそのまま書くのが大事です。具体的には、されたら嫌だと感じること・転勤する前後の気持ち・今、どんなことでストレスを感じるかなどを書いてみると良いようです。一度文字に起こすことで、どんな気持ちを持っていたかを気づくことができます。また、文字に起こしてもらうことで、この気持ちをどのように切り替えたら良いかを一緒に考えてあげることができるでしょう。

「考え方の視点を変えてみる」は、どんなことをすれば良い意味でポジティブに自信を持てるかを考えて、実践することです。マイナスの考え方をいきなり変えることは難しいですが、今日あった良いことや嬉しかったこと、やれたことを1つでも書き出してみると良いそうです。これをコツコツ実践してみると、考え方の視点が変わって「今日はこれができた。この出来事が嬉しいと感じたんだ。」と自分の過ごし方を振り替えられるだけでなく、改めてポジティブな方向に意識が向けられるようになるでしょう。

「楽しくなることを考える」もおすすめの方法です。最初からいきなり実践してもらうのは難しいと思いますので、「考え方の視点を変える」をある程度できるようになったらサポートしてあげると良いでしょう。こちらは具体的にこれをやらないといけないということはなく、家族がやってみて楽しいと感じるもの、充実感が湧くもの、興味があるものを知って、サポートすると良いでしょう。

「生活習慣を良くする」は体も心も健康的な生活を送る上で重要なことです。普段の生活では、定期的な運動・栄養バランスの良い食事・しっかりとした睡眠を心がけられるようサポートしましょう。ずっと室内にいると気分が落ちることも多く、睡眠不足や食事量及び食事内容が不十分ですと生活習慣が乱れて、うつ症状を悪化させてしまう可能性があります。

「居場所を作る」はその土地のご近所だけでなく、家族・地元の友達などで悩みや気持ちを話せる人がいるかを改めて考えてみるのが大事です。また、今は転勤が多い人たちを支援してくれる団体や、転勤が多い家庭の人と繋がれるイベント及びサークル団体もありますので、探して一緒に利用してみると良いでしょう。繋がりや会話量が増えることで、家族の心が前向きに向かっていきやすいと思います。