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単身赴任のお悩み集
2019.10.29突然の転勤の辞令。お子さんの学校の都合、親族の介護、共働きのため妻の仕事の関係などなど、単身赴任をしている方も多いのではないでしょうか。
単身赴任となると今までの生活とは勝手が違い悩むこともあるでしょう。悩んでいるのはあなた一人じゃない!今回は単身赴任でよく聞くお悩みをご紹介したいと思います。
リアルなお金の悩み
このご時世、単身赴任手当てが出る会社は大分少なくなっているのではないでしょうか。出ても月3万円。出ない方の場合半年に一度支給される帰省手当を生活費に充てているという事も多いようです。その分帰省する際は、飛行機や新幹線ではなく夜行バスを利用したりと工夫していると聞きます。
いくら仕事といえども大切な家族と離れて暮らすわけですから、単身赴任手当てや帰省手当ては支給して欲しい!が本音ですよね。手当ては無いが単身赴任先の住居の提供や家賃保証があるという会社は多いのではないでしょうか。
単身赴任をしている夫(お父さん)の家賃がかからないとしても残された家族の住む家は家賃が発生しますよね。それは、家賃が一軒分ならば転勤前と変りませんが、生活する場所が二箇所となれば、生活費は二重でかかってしまします。
この生活費はとても負担が大きくなるのではなでしょうか。例えば4人家族(両親、子供2人)の場合の平均生活費は総務省統計局によると食費が約8万円、光熱費約2万円、日用品約1万3,000円となっています。
これは単身赴任せずに同じ住居で生活をしている場合です。では単身赴任をするとどうなるのでしょうか。家族の食費が一人分減る?光熱費が安くなる?残念ですがそれは期待できないでしょう。
食事を自炊しているかたならお分かりになるでしょうが、食材費用も光熱費も大して差は無いのです。単身赴任をすることで、単身赴任先での食費、光熱費、日用品やお小遣いも必要になるので、給与は変らないのに二重生活で出費がかさんでお金のやりくりが大変というお悩みの声はよく聞きます。実際どのくらいかというと食費、光熱費、日用品、交際費込みで6~8万円かかるというご家庭が多いようです。
毎月それだけの金額が消えてゆくとなると家計の負担は大きいと言わざるを得ないですね。
夫(お父さん)の悩み
料理や洗濯掃除が苦にならないという男性も増えてきましたが、仕事で疲れて帰宅してから家事をとなるとなかなか手が回らない、週末にまとめて洗濯をするという方法を取る方が多いようです。
食事も自炊すると逆に高くつくのでお惣菜を買ってきて簡単に済ませるという方も多いようで、食生活が乱れると健康状態が心配になりますね。
食事や家事の悩み、そして使えるお小遣いがもう少しあればとお悩みの方も多いでしょう。それに何より大切な家族と離れて生活する孤独、寂しさに慣れないという悩みはなかなか薄れないようです。
美味しい手料理を作り帰宅を待ってもらえるのって幸せですよね。単身赴任をしてから更に妻へ感謝をする方も多いと聞きます。
妻(お母さん)の悩み
亭主元気で留守がいいなんて言葉もありますが、やはり家庭に男性が居るのと居ないのでは安心感が違うと思いませんか?特にお子さんがいるご家庭では妻が一人で留守を守るのは大変です。一人で家事も育児も行うワンオペが果てなく続く孤独感と体力の限界を感じて悩んでしまう方も多いでしょう。
ご実家が近ければ頼れますが遠方の場合頼れるのは近くの人です。周囲に同じように単身赴任しているご家族がいると妻同士お互い協力しあうことも多く、お互いが頼れる存在になります。頼れるご近所さん、ママ友に助けを求めたり、夫に電話をして話を聞いてもらうなど一人で抱え込まないようにしましょう。
子供の悩み
これはやはりお父さんに会えないことではないでしょうか。「お友達の家のお父さんはいつもお家にいて遊んでくれるって言ってた!どうしてうちは違うの?」とお子さんに泣かれて胸を痛めた経験のあるご両親は多いでしょう。
これはもう、毎週とはいかなくてもなるべくお父さんに帰省してもらうしかありませんね。
ビデオ通話なら手軽に出来ますし、毎朝日課にするのも良いでしょう。お父さんも子供の成長を目に出来るのは毎日の活力になりますよね。
単身赴任生活を乗り越えるために
お互い気楽な印象もある単身赴任生活ですが、二重生活の費用負担も大きく家族それぞれの精神的な負担が大きいものです。単身赴任に期間の定めがあり期間限定ならば、また家族で暮らせる日を楽しみに指折り数えて暮らせますが、いつ戻れるのか?このまままた別の場所へ行くことになるのか?など終わりの見えない単身赴任生活に疲れきってしまわないように肩の力を抜いて、適度に手も抜きマイペースに今の時間を楽しもうとすることが大切です。
離れて暮らすのは寂しいですし、苦労を感じることもありますが、離れているからこそお互いの有難さにも気づけたりします。離れていてもメールやビデオ通話なども活用しながらコミュニケーションをとっていけると良いですね。