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転勤妻のお悩みBEST3

2020.02.20
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夫の転勤や海外赴任。仕方のないこととはいえ、やはり慣れ親しんだ家や土地を離れるのは辛いもの。

お子さまのいる家庭ならなおさらですよね。今回はそんな「転勤妻のあるある」を大調査!

転勤を経験した奥様方の体験談を集めて3つにまとめてみました。解決方法や豆知識も掲載しているので参考になれば幸いです。

①まだローンが残っているのにマイホームはどうするの?

「マイホームを買ったばかりなのに転勤!?」まさかの話にほとんどの奥様が愕然とするはず。ローンがまだ残っているのに新居に引越すなんて、と思ってしまいますよね。

「家は一生に一度の買い物」と言われるように、マイホームは重要で高価な買い物です。簡単に手放すわけにはいかないと、転勤でマイホームをどうするべきか困っている方も非常に多くいます。

そういう時は売る・貸すのどちらかで悩まれるはず。売った場合と貸した場合(リロケーション)でケースごとに見ていきましょう。

マイホームを売る

せっかくのマイホームを売るというのは、たしかに非常に大きな決断です。多額の住宅ローンが残っていれば、売却するのも一苦労。

しかし、売却にはメリットもあります。

売却の最大のメリットは「維持費がかからない」という点です。空き家にするにしても賃貸に出すにしても、マイホームを持ち続ける限り、固定資産税やメンテナンス代、マンションであれば管理費などの費用を継続して支払い続けなければいけません。

しかし売却してしまえば、継続的な支出がないだけではなく、まとまった資金が手に入るため、ローンの返済に充てることも可能。転居先への引越しや住まいの買い替えも負担になりにくいため、いっそのこと売却してしまったほうが気が楽だと考えることもできます。

マイホームを貸す(リロケーション)

実はローンがある場合、マイホームを自由に貸してはいけない決まりになっています。住宅ローンは自己居住用の家を購入するためのものなので、基本的に賃貸用の住宅に利用することはできません。

ただし、借入先の銀行によっては賃貸を許されるケースもあります。転勤など、やむをえない事由で住みたくても住めない状態であると認められれば、ローン返済中でもリロケーションができる可能性があるようです。

リロケーションであれば、毎月家賃収入が入るのでローンの返済に充てることも可能です。留守にしている間の管理(換気など)、空き巣対策、自宅の有効活用にリロケーションを選ぶ方も少なくありません。

②子どもがいるのに大丈夫?

奥さまのお仕事の関係、持ち家があるなどの事情はもちろん、「お子さまの年齢」によって旦那さまについていくか、ついていかないかを判断する家庭は非常に多いです。転勤についていく方の多くは、ワンオペ育児の不安や、旦那さまと一緒に我が子の成長を見守りたい、かわいい盛りの小さなお子さまと一緒にいたいなどの理由があるようです。

特に0~6歳くらいまでの小さなお子さまは体調も崩しやすく、まだまだ親の手がかかる年齢です。お子さまの年齢が低いほど、転勤についていくことを選ぶ奥さまが多い傾向にあります。

反対に、転勤についていかない理由としては、奥さまのお仕事や生活環境を変えたくない・お子さまの保育園(幼稚園)や転校などの問題を考慮してという理由が多いようです。

待機児童問題が深刻化している中、保育園(幼稚園)に入りなおすのは大変なことです。また、学校生活になじむ前に引越してしまうと転校した先でなかなかなじめず苦労するからと、お子さまの学校生活を案じて単身赴任を選ぶ方もいます。

さまざまな「家庭の事情」があるかと思いますが、これから大きく成長していくお子さまの、年齢と成長段階を考えて慎重に選ぶことも大切でしょう。

③自分の仕事は?

夫婦共働きの家庭なら、お互いに「自分の仕事を頑張りたい」、「キャリア形成のために今辞めたくない!」と思う方も多いでしょう。自分の道と信じて、努力し、続けてきた仕事を突然辞めてしまうのはそう簡単なことではありません。

もし共働きの夫婦が転勤することになった場合、次のうちのどれかを選択することになります。
・どちらかが今の仕事を辞める
・単身赴任
・転勤を断る
・転職

どれもなかなか厳しい選択ですが、この中で一番お互いに納得できるものを選ぶしかありません。同じ転勤先地域に異動できたら一番良いですが、もし奥さまが仕事を辞めて旦那さまについていくとなると、いつ次の転勤が来るか分からない「転勤族の妻」として十分な条件で希望どおりに働けない可能性が高いです。

お子さまのいる家庭なら、なおさら決断に時間がかかるでしょう。しかし、そんな苦境もたくましく乗り越える「転勤妻」も存在します!

例えば転勤をきっかけに新しく事業を始めた方、新しい土地で趣味を活かして仕事につなげた方、また海外転勤で語学力を身に着けて帰国後のキャリアにつなげた強者も!こういった事例を見てみると、「転勤は新しいことを始めるための良い機会だ」と前向きにとらえ、仕事や趣味など、何か挑戦してみるのも良いのではないでしょうか?

たしかに転勤は金銭面・精神面の両方に負担がかかるため、旦那さまはもちろん奥さまにとっても大変なことです。しかし、一見ネガティブなイメージがつきまとう転勤も、必ずしも悪いものとは限りません。

新しいことにチャレンジするきっかけになったり、知見を広げることができたりと人生に良い影響をもたらしてくれる可能性も大いにあります。いずれにせよ、転勤が大きな出来事であることは間違いないので、何か決めるときは思いやりの気持ちを持ちながら、夫婦間でよく話し合って決めることが一番大切と言えるでしょう。