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出世?左遷?どちらの転勤かの見極め方と注意点

2020.08.14
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全国に支社がある大手企業などで働いている人にとって、人生を大きく左右するもののひとつが転勤です。特に転居をともなう転勤の場合はプライベートでの負担も大きいですから、辞令が出される時期には毎回ドキドキするという人も多いでしょう。出世するためには転勤は避けて通れないというケースも多々あります。

ところで、転勤には出世の場合と左遷の場合の2パターンがあります。上述したように、転勤は出世のためには避けて通れないものの、もし命じられた転勤が左遷の意味を持つものであれば、将来設計も大きく崩れかねません。ですから転勤する本人はもちろん家族にとっても、今回の転勤は出世なのか左遷なのか、気になるところなのではないでしょうか。

ここでは、出世と左遷どちらのパターンの転勤なのかを見極める方法と、注意してほしい点について解説します。転勤を命じられた人はもちろん、転勤の可能性のある企業に勤めているという方はぜひ参考にしてみてください。

子会社への出向

転勤の事例のひとつに、子会社への出向が挙げられます。出向には2つのパターンがあり、親会社と雇用契約を結んだままの「在籍出向」と、親会社との雇用契約は解消する「転籍出向」があります。前者の場合、親会社との雇用契約を結んだままということで将来的には親会社に戻ることができる可能性が高く、出世と言えるでしょう。

一方後者の場合、雇用契約を解消している以上親会社に戻るという可能性は低く、左遷と言えるでしょう。ただし、転籍出向の場合であっても、親会社ではなかなか役職が上がらなかった人が出向先の子会社では役員になることができたなど、長い目で見れば出世と言える転勤になる可能性もあります。

役職の変化

役職の変化は、その転勤が出世か左遷か見極めるのに最も分かりやすい指標になるのではないでしょうか。たとえば、「課長」だった人が転勤先で「部長」になったならば出世と言えるでしょうし、逆のパターンであれば左遷の可能性が高いと言えます。

ただし同じ「課長」という役職名であっても、本社の「係長」が支店の「課長」に相当するなど、会社の人事制度によってはその役職名がどのくらいの地位なのかが異なる場合があります。ですから、同じ「課長」から「課長」への異動であっても、実は左遷だったという可能性もあり得るでしょう。

転勤先の部署がどんな部署か

転勤先の部署にどんな人がいるかによって、出世か栄転かを見極められる場合があります。会社によっては、過去に大きなミスや不祥事をした人が飛ばされる部署が存在していることがあります。というのも、企業は一度採用した社員をそう簡単には解雇できませんので、ミスや不祥事を起こした人を左遷するための部署を用意している場合があるのです。

ただし、「あの部署はリストラされる人が飛ばされるところだよ」というのは、単なるうわさかもしれません。客観的な証拠がないのに左遷だと思い込んで落ち込むのではなく、与えられた場所で成果を上げることで、数年後には明らかに出世と分かる部署に異動できるかもしれませんよ。

注意してほしいこと

命じられた転勤が出世なのか左遷なのかを見極める方法について解説してきましたが、ひとつだけ注意してほしいことがあります。それは、本人がその転勤をどう感じているかということです。

たとえ会社としては出世のつもりで転勤を命じたとしても、仕事が忙しすぎるとか、地元を離れてまで都心の本社では働きたくなかったなど、本人が苦痛を感じている場合は、その転勤を手放しでは喜べませんよね。逆に、会社としては左遷のつもりだったとしても、仕事量が減ったことでプライベートの時間が持てるようになったとか、転勤先の仕事にやりがいを感じるなどの場合は、本人にとってはプラスの転勤であると言えるでしょう。

出世の転勤か、左遷の転勤かという周りの評価はもちろん気になることではありますが、一番大切なのは働いている本人が、その転勤によって幸福度が上がるか下がるかということなのです。

まとめ

転勤を命じられたとき、気になるのはその人事異動が出世か左遷かということです。その転勤が出世か左遷かは、子会社への出向や役職の変化、転勤先の部署がどんな部署かなどによって見極めることができます。

しかし一番大切なことは、働いている本人がその転勤をどう感じているかと言うことです。客観的に出世に見えても本人は苦痛を感じているかもしれませんし、逆に左遷に見えても本人にとってメリットがあるかもしれません。

また、左遷だと思っていた転勤が長い目で見ると実は出世だったというパターンもありますので、一度の転勤であまり一喜一憂しないようにしましょう。家族としても、出世か左遷かというポイントだけが気になってしまうかもしれませんが、本人の気持ちを尊重して、そのことばかりをあまり追求しないようにしましょう。