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見知らぬ土地は大変!転勤先でのママ友の作り方のコツ
2020.11.28
本人以上に家族に負担がかかるのが、転勤のデメリットのひとつです。特に夫の転勤に帯同しなければならない子育て中の女性にとっては、引っ越し先でママ友ができるかどうかという不安は大きいものでしょう。ここでは、夫の転勤先でのママ友の作り方のコツについてご紹介します。
子どもが未就学児の場合
知り合いが誰もいない土地に引っ越すというのは、どんな人であっても心細いものです。ましてや目の離せない未就学児の子どもがいるママさんは、子どもに何かあったときに周りに頼れる人がいないと不安ですよね。ママ友がいれば、地域の情報や小児科病院などの評判も聞くことができますから、どうにかしてママ友を作ろうと頑張る人も多いのではないでしょうか。
未就学児を持つママさんにおすすめなのが、地域の子育て支援センターです。何度か通ううち、同じくらいの月齢の子どもを持つママさんやそこで働くスタッフの方と知り合いになることができます。また、自治体や地域のカルチャーセンターなどが主催する親子イベントや託児付きイベント(料理教室・ヨガ教室・ベビーマッサージなど)もおすすめです。知り合いができるだけでなく、自分自身がリフレッシュできる良い機会となります。ただし、託児付きイベントなどは特に人気が高くすぐに定員になってしまうことが多いので、こまめに情報をチェックするようにしましょう。
子どもが幼稚園児の場合
子どもが幼稚園に入ると、同じ学年の子どものママさんとは自然に顔見知りになれるでしょう。子どもがいつも一緒にいるお友達がいれば、「うちの子がいつも仲良くしてもらっているみたいで、ありがとうございます」などと話しかけるきっかけができます。もし、子どもが仲良くしているお友達のママさんがすでに出来上がっている「ママ友グループ」の中にいて話しかけづらいなどの場合は、1人でいるママさんを狙いましょう。「最近引っ越してきたばかりで知り合いがいなくて」などと話しかければ、もしかしたら同じように引っ越してきたばかりのママさんかもしれません。「転勤族の妻」など似たような境遇のママさんと知り合えれば、親近感もありますし悩み相談などもしやすくなりますよね。
また、幼稚園児のママさんにおすすめなのが、役員を引き受けることです。園のイベントなど、1つの目的に向かって協力するという環境では一体感が生まれます。そのため、役員をしているときに知り合ったママ友とは、イベントが終了したあとも良好な関係が続いているという経験がある人も多いようです。
子どもが小学生以上の場合
子どもが小学生以上の場合は、無理にママ友を作る必要はないかもしれません。子どもの同級生のママさんも、パートに出ている人が多くなってくる時期です。転勤族は長く勤めるのが難しいので、パートとして雇ってもらいづらいケースもありますが、できれば短期バイトなどを探して、職場の人や常連さんと親しくなりましょう。
また、1人の時間を楽しむというのも良いでしょう。付きっきりでお世話をしていた子どもも小学生になれば手がかからなくなり、1人で塾に行ったり、お友達と遊びに行ったりします。子どもがいない間、これまで我慢していた趣味を再開したり、カフェでゆっくりしたり、再就職に向けて資格の勉強をするのもおすすめです。
パートが見つからないとか、どうしても1人の時間が苦手という方は、資格のスクールや習い事などに通ってみるのはいかがでしょうか。いわゆる「ママ友」というと、どうしても子どもや夫の話題ばかりになってしまいがちです。しかしスクールや習い事であれば、未婚や子どもがいない人もいるでしょうし、子育てが終わった中高齢の人もいるでしょう。そのような場では、「〇〇ちゃんのママ」や「〇〇さんの奥さん」という肩書から解放され、1人の人間として接してもらうことができるでしょう。
まとめ
夫の転勤に帯同する妻は、知り合いが誰もいない土地で孤独になりがちです。特に言葉を話せない幼い子どもとずっと2人きりでいると、どんな人でも気が滅入ってしまいます。未就学児の子どものママさんは、子育て支援センターや託児付きイベントなどに行くことで、同じくらいの月齢の子どもを持つママ友ができるでしょう。幼稚園児の子どものママさんであれば、いつも1人でいるママさんや、子どものお友達のママさんなどに話しかけてみましょう。役員を引き受けることも、長く付き合えるママ友ができるきっかけになります。
子どもが小学生以上の場合は、働きに出たりスクールや習い事に通うことで、「ママ友」ではなく「友人」を作るのがおすすめです。子どもが中学生以上になると帯同を辞め、夫には単身赴任をしてもらう家庭も多くなるので、たとえ「ママ友」として知り合った人であっても、子ども抜きでも良好な関係を保てる「友人」になれるかどうかという視点で、付き合う相手を選ぶと良いかもしれません。
ママかどうかに関係なく、合う人・合わない人がいて当然です。「ママ友」という言葉にあまりとらわれすぎずに、日常生活の中で自然と地域に知り合いが増えていくのが理想と言えるでしょう。