• みんなの悩み

転勤に向いている人と向いていない人の特徴を徹底解説!

2021.01.15
Pocket

正社員なら転勤は当たり前と日本の企業文化では長く言われ続けてきました。これまではこの仕組みを無条件に受け入れていたでしょう。しかしこれからは転勤先でもプライベートは充実させたい、住まいは自分らしい環境を選びたい、家族との時間も優先したいなど転勤への考え方が変わる時代です。転勤という仕組みについて改めて考えてみましょう。

日本の企業は転勤が多い

実は日本の企業は海外に比べて転勤が多いという実情を知っていますか?

特に転勤が多い業種は以下のとおりです。

・建設業
・卸売業、小売業
・金融業、保険業
・不動産業、物品賃貸業

これらの業種は人材育成や設備の入れ替え、時代のニーズに合わせ変化を求められるので企業側も臨機応変な対応を求められることが多々あります。そのため企業は転勤という制度を用い、全国どこでも均一のサービスが提供出来ること、より効率的にビジネスを進めることができるように体勢を整えています。
特に単身赴任や家族を伴う遠方への転勤という制度は日本ならではの制度で、これは会社への帰属意識が強く、自己都合より企業や業界全体の事情を優先し、受け入れている日本独特の文化も関係しています。

転勤に向いている人の特徴


転勤という制度は決してネガティブなものではなく、中にはポジティブであったり、出世や成長のチャンスと受け止める方も多いでしょう。日本には栄転という言葉もあるように、転勤をきっかけに出世するケースも少なくありません。
全国に支店や営業所を持つ企業であれば、全国の支店勤務を経験し、より広い視野を持つことを人材教育のカリキュラムとするケースも少なくありません。

将来の転勤を見越し、自分が転勤に向いているかどうか見極めるには下記に当てはまるどうかで考えてみましょう。

・社交的な性格
・一人暮らしや引っ越しの経験がある
・仕事の前向きで将来の出世を希望している
・子育てや介護による制約のない暮らしを送っている
・趣味やプライベートなど仕事以外の楽しみをもっている

転勤をするということは、仕事内容はもちろん人間関係や休日の過ごし方もこれまでと一変します。新しい環境でストレスを感じることももちろんありますが、見方を変えると新しい人間関係の中で、新しい仕事にチャレンジできる機会でもあります。これまでの生活や仕事でマンネリ感を抱いていた方は、転勤のチャンスを大いに活かすべきでしょう。
また転勤によって実家や住み慣れた街から離れることに抵抗を感じるという方も多いでしょう。社内では口に出さずとも、転勤を命ぜられた誰もがそう思うのですから当然のことです。

転勤という制度を設ける企業の中には、転勤者に帰省に伴う交通費の手当て(支給)を行う場合もあります。この場合、特別手当として帰省に必要な交通費が支給されるので、転勤後も休日には気軽に帰省することもできます。
単身赴任者や遠方への転勤の場合、企業側もさまざまな制度を検討しているので、まずは自身の要望を伝え話し合いの場を設けてみてください。

転勤に向いていない人の特徴

転勤をすることが社内評価につながる場合や将来の出世につながりやすくなる実情はあるものの、転勤を断らざるを得ないという場合もあるでしょう。転勤という制度は賛否両論あり、最近では正社員であっても以下のような対応をする場合もあります。

・転勤をしないことを前提に雇用契約を結ぶ
・転勤は特定の地域内限定で受け入れる
・転勤はあらかじめ期間を決め、期間終了後は元の部署、自宅に戻る前提
・転勤は単身赴任前提

またテレワークの増加を受け、転勤を見直す企業も増え、以前に比べ転勤への対応も選択肢が増えています。
転勤という形で生活のすべてがリセットされることに当然向いていない方もいます。
例えば以下のような方にはあまり転勤は向いていないといえるでしょう。

・住宅を購入して間もない
・子育てや介護を理由に遠方や家族、親戚、友人の居ない地域への引っ越しができない
・地域や地元にとのつながりが強い
・見知らぬ街、見知らぬ人との新しい生活は精神的に大きな負担になる
・家事や料理を担うことが仕事の支障になる
・自動車免許を保有していないので、郊外での生活には不向き

出世や社内評価よりも自身の生活の満足度を優先したいと考えるのは今や当然のことです。
転勤という働き方に不向きな方がいるのも全く不思議なことではありません。もし転勤の打診があった際は、無条件で受け入れるのではなく出張やテレワークなど別の方法で対応ができないかを相談してみましょう。
子育てや介護など引っ越しを伴う転勤が難しい場合はその旨を企業側に伝え、お互いが納得の行く解決案を見つけていきましょう。

まとめ

社会的な安定を求めると転勤を無条件で受け入れざるを得ないとこれまでは考えられていました。しかし転勤という働き方には当然向き、不向きがあります。これからは自分に転勤という働き方が合うかどうか、どんな働き方が向いているのかを考えてみましょう。