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夫の転勤に振り回されない!別居婚という選択肢について解説します

2021.02.20
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夫の転勤が決まった時、あなたならどうしますか?「持ち家があるし、子供の学校のこともあるし、何より自分も働いているし。出来ればついていきたくない。」と思っている方もいるのではないでしょうか?今の時代、働く女性も増えてきていますので、夫の単身赴任という選択肢もあります。そこで、この記事では別居婚のメリット・デメリットについてご紹介します。

夫の転勤に必ずしもついてく必要はない

昨今、女性も結婚を機に仕事を辞めるという方は少なくなり、結婚後も正規雇用で働いていることが多いです。しかも、会社の育休制度などを使って妊娠出産後も働き続けることが出来る環境が整いつつありますので、出産後もお子さんを保育園に預けて働き続けている女性も増えてきているのです。その為、夫が転勤をするからと言って簡単に仕事を辞めることはできません。しかも、お子さんがいる場合、お子さんの転校のことも考えなければなりません。環境が変わることでお子さんが大きなストレスを抱える可能性もあるのです。様々な条件を考慮した上で、夫が単身赴任をするという選択も有って良いのだと知っておきましょう。ただ、夫婦が別々に住むことになります。当然、メリットもあれば様々なデメリットもあります。それらメリット・デメリットを知った上で夫婦の在り方を考える必要もあります。

別居婚のメリット


働く女性にとってのメリットは仕事を辞める必要がないという点でしょう。今の仕事を辞めて夫についていった場合、必ずしも同じような仕事に就けるとは限りませんし、転勤先によってパートで働く場所を見つけることも難しい可能性もあります。また、お子さんがいる場合には、転校をする必要がない・環境を変える必要がないという点もメリットとなります。但し、全てのお子さんにとってのメリットではないということも覚えておいてください。例えば、学校になじめていないお子さんやいじめにあっているお子さんにとっては、転校することで救われることもあります。夫婦としては、お互いの自由時間が持てるというメリットもありますし、休日に待ち合わせをして会うということで、恋人時代の感情に戻れるというメリットもあります。

更に、改めてお互いの存在・必要性を認識できるというメリットもあります。特に家事や育児に積極的に参加していなかった男性にとって、妻のありがたさを知る機会となるという点もメリットと言えるかもしれません。妻の場合は、夫が自分の精神的な支えとなっていたことに気付ける可能性もあります。

別居婚のデメリット

では、デメリットはないのでしょうか?最初に考えられるデメリットは家計費です。別々に住むということは食費・光熱費、場合によっては家賃も2倍となります。夫だけでなく、妻の側も生計を立てられる程度の収入がないとそれぞれの生活を維持していくのは難しいといえます。また、それぞれの収入を自由に使えることで、浪費してしまう可能性も捨てきれません。次に、浮気の心配もあります。特に、家事をすべて妻に任せていた男性の場合、甲斐甲斐しく世話をしてくれる女性が近くにいれば、ついついそちらに気を移してしまう可能性もあります。勿論妻の側も同じです。仕事で辛いことがあった時、精神的に支えてくれる存在が近くにいたら靡いてしまう可能性は否定できません。

つまり、お互いに信頼し確固たる絆を持っていない夫婦の場合、不倫から離婚となってしまうこともあり得るのです。また、近くにいれば相手が不倫をしているかもしれいないということに気付く事も出来ますが、離れている場合些細な変化にも気づくことが出来ません。離れているからこそお互いの存在を大切だと気付けることもありますが、離れたことで気持ちまで離れてしまう可能性も否定できないのです。3つ目のデメリットとして考えられるのは子供のデメリットです。厳しい父親と甘やかしてくれる母親でうまくバランスが取れていた場合、厳しい父親がいなくなることで母親に対し反抗的な態度をとるようになる可能性があります。

また、いじめにあっている子供や今の学校になじめていない子供の場合、先ほども書いたように転校することで救われる可能性がありますが、父親が単身赴任となるなら子供は残らなければなりませんので救いがありません。但し、子供だけ夫についていき、妻が単身赴任となるという方法もあります。

まとめ

夫の転勤を機に別居婚を選択した場合、メリットもあればデメリットもあります。また、夫婦だけの問題ではなく子供のメリットとデメリットも考えなければなりません。それに、別居婚には向いている夫婦もあれば向いていない夫婦もあります。別居婚をする際には、しっかりと話し合い、ルールを決めておくことをおすすめします。特に家計費についてはこれまでの生活でかかった家計費と2つに分けた場合の家計費を計算した上で、メリット・デメリットを洗い出しルールを決めると良いでしょう。そのほかにも、休みの日のことや子供のことなど、夫婦で決めるルールは違ってきます。家族にとって一番良い方法を話し合いましょう。