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空き家は空き巣の恰好の標的に。有効な空き巣対策を解説

2021.09.30
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空き家を放置してしまうと、空き巣被害を受ける可能性が高くなります。手入れが行き届いていない空き家は空き巣にとって恰好の標的になるため、防犯対策が必要です。そこで本記事では、有効な空き巣対策を解説します。空き巣の侵入経路を把握することで、具体的な対策がとれるようになります。

空き家の空き巣対策とは?

空き家は手入れのタイミング以外に人がいないため、空き巣に遭遇しやすい物件です。そのため、空き家を所有している人は空き巣対策が必須といえるでしょう。とくに人通りが少ない場所や、街灯がない土地に空き家を所有している場合は、空き巣にとって格好の標的となってしまいます。

窓ガラスを塞ぐ

住宅のなかで侵入経路として利用される箇所が窓ガラスです。窓ガラスは破りやすいデメリットがあるため、とくに念入りに対策をしなければなりません。「窓ガラスが割れれば音が周囲に鳴り響くのでは」と思われるかもしれませんが、空き巣は手が入る程度大きさの穴を空け、施錠を外して侵入するため、大きな音は鳴りません。何も対策していないと被害に遭ってしまう可能性は高いため、雨戸を閉める・サッシ用補助錠を使用する・防犯シートを使用するなどの対策をとることをおすすめします。

万全な対策が難しい

面格子が設置されている窓ガラスや網入りのガラスだとしても、空き巣対策が万全とは言えません。面格子には縦、横、ひし形など様々な形状がありますが、格子が細い場合は破壊されやすくなります。防犯性が低い面格子はドライバーで外される可能性も。また、網入りの窓ガラスはもともと防火対策用に設置されていて、防犯性能が高いわけではないのです。衝撃を加えてもガラスが飛び散らない設計なので、侵入経路にはかえって好都合となってしまいます。

できる対策からはじめてみる

長期間、誰も住んでいない空き家は、空き巣のターゲットになります。最近では、防犯性能が高いグッズが増えてきたので、取り入れてみるといいでしょう。防犯のために、今すぐにできる対策が必要です。次は具体的な防犯対策を紹介します。

補助錠で侵入不可能に

補助上は窓のサッシ部分に取り付けるだけで、強力な防犯対策になります。万が一、施錠を外されたとしても、窓を開けて侵入される心配はありません。空き巣は侵入に時間をかけることを嫌がります。「開けるのに時間がかかる」と感じさせるだけでも、防犯効果はあります。

防犯フィルムで窓ガラス強化

防犯フィルムは窓ガラスに貼るだけで、窓ガラスの強度を高めるグッズです。外から叩き割ろうとしても防犯フィルムの効果で破壊されにくくなるため、侵入に時間がかかります。窓ガラス全体に貼ると防犯対策として期待できます。

振動アラームで空き巣を感知

窓ガラスに設置ができる振動アラームは、衝撃を感知するとアラームが鳴る仕組みです。大きな音が鳴って周囲の人が様子を見に来れば、空き巣は犯行に及ぶことができません。実際に人に遭遇しないとしても「するかもしれない」状況を作ることで防犯効果があります。

センサーライトで空き巣を追い払う

センサーの近くに人が通ると反応するセンサーライトは、夜中に空き巣を追い払う防犯対策として活用されています。昼間でなくても、路地に囲まれた家や庭木がある家は薄暗く、空き巣が侵入しやすい環境となります。ライトで照らすことで目につきやすくなり、対策していることをアピールできるため、空き巣対策に有効です。

防犯カメラで空き巣の犯行を録画

防犯カメラは万が一空き巣が入った際にも行動を記録できるため、犯人逮捕の手がかりになります。一戸建ての空き家であれば、防犯カメラの設置を検討するといいでしょう。また、高額で購入が難しい場合には、ダミーの防犯カメラでも効果はあります。

夕方から夜間は室内を点灯

空き巣に留守と判断させないために、室内の照明をつけておくと防犯対策になります。日常的に変化のない空き家は狙われやすくなるので、注意が必要です。空き家が住まいから近所にある場合は、点灯を習慣化するといいでしょう。

空き家の防犯対策は普段からの手入れがおすすめ

空き家を空き巣から守るためには、普段からの手入れを行うことが有効です。空き巣は、空き家の所有者や人の出入りがない、郵便ポストに新聞やチラシが放置されている、庭の手入れが行き届いていないなどの部分を確認しています。定期的に清掃や見回りをするように意識しましょう。住まいが遠方にある場合は、空き家管理業者に依頼する方法もあります。空き家の巡回や点検、清掃までサポートを受けられるので、防犯対策の1つとして検討してみましょう。

まとめ

この記事では、空き家の空き巣対策について解説しました。どの空き巣対策も、1つ行ったからといって万全とはいえませんが、無防備な状態で放置するよりも安心できます。定期的に清掃や巡回を行い、人の手が入っている家であることをアピールしましょう。