- お役立ち情報
空き家を賃貸に出して定期収入をつくろう
2021.11.10今、国内で空き家が増えているのはご存じですか。空き家を有効活用するなら、賃貸に出す方法がおすすめです。将来、転勤や親の死亡により空き家を管理する必要がでてくるかもしれません。また、すでに空き家を持っていてどのように管理すべきか悩んでいる場合もあるでしょう。空き家を賃貸に出すメリットや流れについて説明します。
空き家を賃貸にする方法とは?
空き家を賃貸にするには、そのまま手を加えずに賃貸に出す方法と、リフォームをして賃貸に出す方法の2つに分けられます。ここでは、それぞれの特徴について説明します。
そのまま賃貸に出す
空き家はそのままにしておくと、換気が不十分でカビが生えたり、虫が湧いたりして、すぐに家が傷んでしまいます。空き家にそのまま住んでもらえば、換気や掃除などをしてもらえるので家の劣化が進まずに済むメリットがあります。
リフォームして賃貸に出す
クロスの張替えやハウスクリーニングなどのリフォームをおこなってから空き家を賃貸に出す方法もあります。現状のまま貸すのと比べると賃貸に出すまでに時間がかかりますが、物件の価値が上がり、借り手が見つかりやすくなります。
空き家を賃貸にするメリット
ここでは、空き家を賃貸にするメリットについて説明します。
賃貸収入が得られる
空き家を賃貸に出した場合、毎月決まった額の家賃収入を得られるのがメリットです。賃貸で得た利益を再度自分が住むときのリフォーム代として貯めておくことも可能です。家は持っているだけでも、固定資産税やマンションであれば管理費や修繕費用がかかってしまいます。賃貸に出せば、家賃から固定費を支払えます。
家の劣化が防げる
家は人が生活していないとどんどん劣化が進んでしまいます。日本の木造家屋は湿気に弱いため、閉め切った状態が続くと、家が朽ちたりカビが生えたりしてしまうのです。借主が換気や掃除をしてくれるので、家の状態を維持できます。
家を売却しないのでまた手元に戻せる
空き家に住む予定がない場合、売却するか賃貸に出すかのいずれかの方法を選ぶことになります。売却すると一度に大きな収入が得られるメリットがあります。しかし、再度同じ家に住みたいと思っても、同額で取り戻せるとは限りません。一方、賃貸の場合、賃貸契約期間が終了すればまた自分の家として生活が可能です。老後は相続で譲り受けた家に住みたい、転勤で期間限定で家を空き家にするなど、いずれ生活することがわかっている場合には、家を売却するのではなく賃貸に出すのがおすすめです。
遠方の空き家の管理が必要なくなる
2015年に制定された「空き家対策特別措置法」により管理されていない空き家には「特定空き家」が認定されるようになりました。これは、倒壊の恐れなどの危険がある空き家には、固定資産税の優遇措置がなくなるというものです。特定空き家の認定を防ぐためには、定期的な掃除や管理が必要です。遠方で頻繁に来訪できない空き家も、賃貸に出せば特定空き家に認定される心配がなくなります。
空き家を賃貸にする具体的な方法
「空き家を賃貸に出したい」と考えても、まず何からはじめたらいいのか悩む方もいらっしゃるでしょう。ここでは、空き家を賃貸に出す流れと具体的な方法について説明します。
不動産会社を探す
空き家を賃貸に出すためには、最初に不動産会社を探す必要があります。不動産会社の中でも売却が得意分野な不動産会社を選ぶようにしましょう。賃貸に明るい不動産会社なら、家を探している顧客を抱えているので借り手を紹介してくれるメリットがあります。
賃料や入居条件を決める
不動産会社と契約をしたら、賃料と入居条件を決めます。賃料は、周辺物件とのバランスや貸し出しの時期など様々な要素がからみます。賃料は不動産会社に相談するようにしましょう。空き家を賃貸に出す場合に、決めておきたいのが「定期借家」か「普通借家」です。空き家にまた戻る時期が決まっている場合は、更新がない定期借家での貸し出しがおすすめです。
住宅ローンが残っている場合は事業用ローンにする
住宅ローンが残っている場合は、融資先の金融機関に承諾を得る必要があります。住宅ローンは自分で住む条件で低金利での借入が可能です。空き家として貸し出す場合は、事業ローンや不動産投資ローンとなり、住宅ローンよりも高い金利のローンに買い替える必要があります。転勤などの一時的な賃貸は、住宅ローンのまま借り入れができる場合もあります。まずは、金融機関に相談してみましょう。
手っ取り早く賃貸にしたい場合、リロケーション会社へ依頼するのがおすすめ
空き家を賃貸に出すには、不動産会社を選んだり、リフォームをしたりと多くの手間がかかります。すぐに空き家を賃貸に出したいなら、リロケーションを取り扱う会社に依頼するのがおすすめです。リロケーションとは、留守中の空き家を貸し出して管理することです。空き家を賃貸として出すだけでなく、入居者の募集や対応などもすべてリロケーションを扱う会社がおこなってくれます。賃貸管理だけでなく、クレームやトラブルなどにも代わりに対応してもらえます。慣れない賃貸管理がストレスになる心配もありません。
まとめ
この記事では、空き家をそのままにせずに賃貸に出すメリットや賃貸に出すまでの流れについて説明しました。家を賃貸に出すには多くのメリットがありますが、手続きや管理などの面、デメリットもあります。賃貸に出すデメリットを解消してくれるのが、リロケーション会社です。リロケーション会社なら借り入れの告知や借主の管理、トラブル対応も、家主のかわりにおこなってくれます。面倒な手続きなく空き家を賃貸に出したいなら、リロケーション会社を活用しましょう。