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上手く空き家を売却!高い値段で売却するには?

2021.12.10
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何らかの都合で住む人がいなくなってしまう「空き家」。空き家は放置していても、固定資産税がかかり、老朽化によって資産価値は下がりつづけます。すでに住居がある人であれば、コストのかかる空き家をそのまま残しておきたくはないですよね。かといって、空き家が高く売れるのかもわからない。そこで、この記事では空き家を高く売る方法やスムーズに売る方法などについて解説します。

空き家をできるだけ高く売る方法とは?

ここでは、空き家をできるだけ高く売る方法をご紹介します。

空き家の期間を長くしない

空き家の劣化は想像以上に早いです。人が住んでいないので当然、家の中の換気はおこなわれず、掃除もされません。梅雨の時期になれば湿気がこもり、カビが増殖したり木造部分の腐敗が進んだりします。そのため、空き家の価値が劣化の進行によって下がる前に売却することがベストです。

複数の不動産会社に見積もりを依頼する

不動産会社によって、空き家を売却する際の見積もり金額は異なります。したがって、より高い金額で売却するのであれば、複数の不動産会社に見積もりを依頼しましょう。一社に査定依頼するよりも時間を要しますが、家・土地の売却は大きなお金が動くので、慎重に検討することをおすすめします。

修繕・解体の費用を調べておく

空き家はそのまま売るよりも、修繕・解体してから売った方が価値が上がることがあります。古家の場合は老朽化していたり、そもそも需要がなかったりするので、その分を売却価格から差し引かれるためです。しかしながら、修繕・解体する場合には、修繕費や解体費といったコストがかかるので、事前に費用を調べていくことが大切。その費用さえわかれば「空き家をそのまま売る」「空き家を修繕して売る」「空き家を壊して土地だけ売る」といった売却方法を比較できます。

空き家をスムーズに売却する方法

さて、ここまでは空き家をなるべく高く売る方法について解説しました。ここからは、空き家をスムーズに売却する方法をご紹介します。

不動産会社に査定を依頼する

空き家を売るための第一ステップは、不動産会社に査定を依頼すること。先にもお話ししましたが、不動産会社によって査定金額が異なるので、複数社に査定依頼をして相場を知ることが大切です。一括査定はネットでかんたんに申し込みができ、おおよその査定額がすぐにわかります。そこから3社ほどピックアップし、空き家を訪問査定してもらいましょう。

査定価格に納得できた会社と契約を結ぶ

上記の査定価格に納得ができたら、不動産会社と媒介契約を結びます。媒介契約の種類は「一般媒介」「専任媒介」「専任専属媒介」の3つ。一般媒介は複数の不動産会社と契約できる反面、駅近などの人気物件でない限り、買い手への販売活動が消極的です。その一方、専任・専任専属媒介は、1社の不動産会社と契約をするため、買い手への販売活動を積極的に行ってくれます。それぞれにメリット・デメリットがありますが、スムーズに空き家を売却するなら「専任・専任専属媒介」がおすすめです。

販売活動スタート

媒介契約をしたら、不動産会社による販売活動がスタートします。広告を出したり、ネット上に物件情報を載せたりして、空き家の存在を購入希望者に周知。なお、上記で説明した「一般媒介」と「専任媒介」のどちらかで契約を結んでいるのであれば、売主が買主を探すことも可能です。

売買

買主が決まれば、値段交渉を経て、売買契約を交わします。売り出し価格でスムーズに売れることもありますが、買主からすればなるべく安く物件を買いたいもの。値段交渉によって、当初の売り出し価格が下落することも珍しくありません。

空き家を高く売るコツ

空き家を高く売るには、内覧時の「空き家の印象」にかかっています。空き家が汚れていたり、家具が多すぎて家のスペースが狭かったりすると、印象が悪くなることも。場合によっては「値段相応ではない」と判断されてしまい、値下げ交渉をせざるを得ません。ここでは、内覧までに備えておきたいことをご紹介します。

空き家の中をきれいにしておく

空き家をあらかじめ清掃しておくことで、より高く売れることがあります。内覧時に家の中が見るからに汚かったらどうでしょう。買い手によっては、印象を悪くしてしまい、値下げ交渉をする可能性もあります。とくに汚れが目立ちやすい箇所は、水回り。浴槽、キッチン、トイレなどは水垢や黒ずみが発生しやすいので、できる範囲で汚れを落としておきます。もちろん、ハウスクリーニング業者にも依頼ができるので、お財布と相談しながら決めましょう。

不要な家具・電化製品などは廃棄処分する

空き家に置いてある家具・電化製品は使い古している場合が多いです。破けているソファ、塗装が剥がれているタンス、故障している洗濯機などがあれば、内覧までに廃棄処分しておきましょう。これらは家のスペースを埋めてしまい、狭い印象を与えます。もちろん、きれいな状態に保たれた家具や電化製品であれば、この限りではありません。

空き家を売却するには不動産会社をうまく活用しよう

空き家を売却するには、不動産会社に依頼するのが一般的です。ただ、不動産会社ごとに取り組んでいる事業は異なります。そのため、空き家の仲介販売の実績がある会社へ依頼することが安心です。そして、空き家の近くにある不動産会社を選ぶこともポイント。エリアによって、物件・土地の相場、その地域の魅力は違います。したがって、地域に根ざした不動産会社に一任することが、より高い値段で空き家を売ることにつながるのです。

まとめ

この記事では、空き家をできるだけ高く売る方法について解説しました。空き家は放置すればするほど、その価値が下がっていくものです。まずは、なるべく早めに複数の不動産会社に一括査定を依頼し、査定額の見積もりを出してもらいましょう。そして「空き家をそのまま売るのか」「修繕して売るのか」「取り壊して土地だけ売るのか」こういったことも相談しながら、最終的な売り出し価格を決定し、後悔のないような売却を実現させてください。